取締役/営業本部本部長/業務部部長 森口和彦 もりぐちかずひこ

時代とともにアジア全域を
つなぐグローバル企業へ

私が当社に入社したのは、まだセツヨーアステックという社名が誕生する以前のことです。当時は、日本からアジアに三菱電機製品を輸出する貿易会社でした。その後、時代の流れにあわせて事業は拡大し、現在ではアジア各地に拠点を構え、現地での販売・サービス提供を主軸とするグローバル企業へと発展を遂げています。さらにアジア全域に広がるネットワークを駆使し、例えば中国製品をインドへ、あるいは韓国製品をタイへ販売するなど、海外拠点間で取引を行う”Out to Out”のビジネスも増えています。結果、私が入社した1990年には140億円だった売上も、近年では1,000億円を目指す規模へと成長しています。本社所属の社員のうち2割超が海外駐在員として活躍していますから、海外で働きたいと意気込む皆さんの期待に応えるだけのチャンスが、ここセツヨーには十二分に用意されています。

熱量溢れるアジアの国々、そこで得た経験は揺るぎない自信に

色とりどりの看板、屋台から漂ってくる匂い、街角に流れる聞き慣れない音楽、そして道を行き交う若者たちの強い眼差し。30年前に初めて出張で韓国を訪れた私は、瞬く間に街の発するエネルギーに引き込まれました。現在であればインドやバングラデシュなどが、そうした熱量をもっとも強く感じとれる場所かもしれません。

多様な文化や価値観が交錯するアジアの人たちと一緒に仕事をする日々は、必ずや皆さんに自己成長を促す実りある体験をもたらすことでしょう。通算で15年間の駐在を経験してきた私にとっても、現地の人たちの協力を仰ぎながらまだ立ち上げて間もないFA機器事業の販路を切り開き、三菱電機との合弁会社(Mitsubishi Electric Automation Korea)設立に携わった過程で得た経験は、今の私を支える揺るぎない自信につながっています。社員一人ひとりがこうした海外での業務経験を通じて成長し、その成果を会社全体に還元することで当社もまた成長してゆく。かつての私にとってそうであったように「たゆまなく成長し続ける企業に身を置くこと」、これは社会にこれから飛び込もうとしている皆さんにとっても大切な視点ではないでしょうか。

市場に溶け込むには、
「誠実さ」がカギとなる

私たちは採用に際して、「一緒に仕事をしたい」と思えるような人との出会いを願っています。好奇心旺盛で、変化に柔軟な対応ができる人など理想を言えばキリがありませんが、何よりも「誠実さ」が重要だと感じています。なぜなら、セツヨーアステックの強みは「市場に溶け込むこと」にあるからです。市場開拓には現地代理店やパートナー企業の協力が欠かせず、現地の文化や商習慣を理解し、市場のニーズに応えることが求められます。

現地の人たちと本音で語り合えるまでの密な関係を築けるかどうか。そこでは、誠実さこそがカギとなるのです。とはいえ、現地代理店やお客様との折衝においては様々な場面で問題解決能力が必要となるでしょう。しかし不安に感じることはありません。当社は語学をはじめ独自の研修スケジュールを組み、配属後もトレーナーやメンターを伴ったOJTを実施し、三菱電機の人財育成・製品教育プログラムを含めサポート体制を万全に整えています。大阪本社で働く期間は、将来に海外で活躍してもらうための準備期間と位置づけています。そうして存分に力を蓄え、いざ現地へ飛び立った時には皆さん個人の力を最大限に発揮していただきたいと考えています。

次なるフロンティアへ、
「未来」を切り開く

近年チャイナ・プラスワンの波が押し寄せ、タイ・ベトナム・インドなどアジア各地へ生産拠点を分散する動きが加速しています。その度に当社の製品やサービスへの需要は増加し、ビジネスチャンスは広がる一方です。アジアのグローバル企業と足並みをそろえ、私たちも世界各地に打って出てゆく。さらに、これから人口ボーナス期を迎えるグローバルサウスに位置する新興国への期待も膨らんでいます。機を逸することなく次なるセツヨーの発展を目指し、個人的にはアジアのもっと先にあるフロンティアとしてアフリカ市場へも挑戦したいと思っています。

日本から遠く離れるほどに事業の難易度は高くなりますが、活動領域を広げることこそが私たちの使命であり、当社の宿命だと考えています。次世代を担う皆さんにも、ぜひこのチャレンジの輪に加わっていただきたい。皆さんの中に秘められた、挑戦を恐れず新しい価値を生み出す意欲、若さゆえのアイデア・視点をもって、セツヨーの未来そして皆さん自身の未来を切り開いていっていただきたいと切に願っています。

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